フィトケミカル

フレンチパラドックスという言葉があります。
動物性脂肪を多く摂るフランス人に、なぜ動脈硬化の疾患が少ないのでしょうか?研究によって、フランス人が毎日飲む赤ワインのポリフェノールに効能があることが明らかにされました。
フィトは、ギリシャ語で植物
ケミカルは、化学物質の意味です。
フィトケミカルは、野菜たちが紫外線から身を守るためにみずからの中に作り出したもので、活性酸素を無害化する働きがあります。

また、腸内細菌は活性酸素の発生にも密接に関係しています。
腸内細菌の悪玉菌が増えれば、活性酸素がたくさん放出されるので、私たちの体は老化しやすくなります。
また、がんの発症にも活性酸素がかかわっているので、がんにもなりやすくなります。
それまでの腸内フローラは、乳酸菌やビフィズス菌などの善玉菌が優勢だったのに、次第に悪玉菌が増えてきて、バランスが逆転します。
そうすると免疫力が低下し、さまざまな病気にかかりやすくなります。

そのため意識して乳酸菌などが豊富に含まれた発酵食品や、腸内細菌のエサとなる食物繊維が豊富な野菜や果物など、腸が喜ぶ食べ物を積極的に摂る必要があります。