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不定愁訴とは、頭痛、疲労感、めまい、不眠、動悸、腹痛、倦怠感、肩こり、手足のしびれ、冷えなど、体調不良を訴えるものの、検査をしても明確な病気(身体的原因)が見つからない状態を指し、自律神経の乱れやストレス、更年期障害、うつ病などが背景にあることが多く、全身に様々な症状(頭重感、のど・喉のつかえ感、胃の不快感、発汗異常、頻尿など)が現れ、症状は変動するのが特徴です。主な症状の例
- 全身症状:倦怠感、疲労感、だるさ、微熱感、ほてり、冷え、多汗、寝汗。
- 頭・顔・首:頭が重い、頭痛、めまい、耳鳴り、のどのつかえ感、肩こり、首こり。
- 精神・心身:不眠、イライラ、不安感、集中力低下、やる気が出ない、落ち込み。
- 循環器系:動悸、息切れ、胸の不快感。
- 消化器系:吐き気、食欲不振、腹痛、便秘、下痢、胃の不快感。
- その他:手足のしびれ、関節の痛み、頻尿、月経不順、皮膚のかゆみ。
不定愁訴と関連する背景・状態
- 自律神経失調症:ストレスなどで自律神経が乱れ、様々な症状を引き起こす。
- 更年期障害:ホルモンバランスの変化(エストロゲンの低下)が原因で、特に女性に多い。
- 心理的要因:ストレス、疲労、うつ病、適応障害、不安障害などが関連する。
- 気象病:気圧や気温の変化で症状が悪化することもある。
対策と受診のポイント
- 我慢しない:症状が続いたら、早めに医療機関を受診する。
- 専門科:全身症状なら心療内科、内科、婦人科、消化器内科、循環器内科など、症状に応じて適切な科を受診し、異常がないかを確認する。
- 根本原因の特定:ライフスタイルやストレス要因を見直し、心身両面からのアプローチが重要。