「泣く=睡眠」は同じリラックス効果?「涙活(るいかつ)」でストレスを解消する3つの方法
心をスッキリさせたいときには「涙活(るいかつ)」をしてみませんか? 涙活とは能動的に涙を流し、心をキレイにする活動のこと。涙を流すことは、身体を落ち着かせる副交感神経を活性化するため、リラックス効果が得られるといいます。
なんとなく心がモヤモヤしているときは、思いっきり泣いて心をリラックスさせましょう! 「泣くこと」はネガティブなイメージがありますが、実は心のデトックスに最適な方法なのだそう。近年は、能動的に涙を流すことで心をすっきりキレイにする活動「涙活(るいかつ)」が注目を集めています。
ただし、ただ泣くだけではデトックスには繋がらず、ストレスも解消しきれないといいます。
涙を流すと、良質な睡眠と同じくらいのリラックス効果がある!?
泣いた後にスッキリする秘密は、脳の自律神経系にある
泣いた後の話に、「泣いたらスッキリした」「心地良く眠りにつけた」という例がよくありますが、その秘密は、身体の各器官に指令を出す脳の自律神経系にあるといいます。
人間は危険やストレスにさらされると、自律神経系の中にある、活動力を高める交感神経の動きが活発になります。そのため、仕事などでストレスを感じて緊張すると交感神経が活発化し、心臓がドキドキしたり、血圧が上がってしまったりします。
身体を「お休みモード」にする副交感神経は、睡眠同様、泣くことでも活性化される
「交感神経の緊張をほぐすには、副交感神経を活発化させ、身体を“お休みモード”にする必要があります」と寺井先生。副交感神経は身体を落ち着かせ、血圧や心拍数を下げたりする神経。睡眠によって最も活性化されますが、泣くことでも同様に活性化されるといいます。
■1:涙活をするなら、朝よりも夜!
涙はストレスによって引き起こされるため、ストレスの多い方が泣きやすくなります。朝は睡眠によって大幅にストレスが解消された後なので、ほとんどストレスは溜まっていないそう。そのため、涙を流しても大した効果を得られません。
1週間のうちでは、平日のストレスが溜まっている金曜日の夜が一番良い
「涙活は、ストレスがたまっている夜に行いましょう。また、平日よりも週末がおすすめですね。というのは、一般的に平日よりも週末の方が、ストレスがたまっているとされているからです。1週間のうちでは、金曜日の夜が一番良いと思います。ストレスがピークになる週末に泣いて、ストレスを洗い流すのが良いでしょう」(寺井先生)
■2:涙は止めずに、一気に流す!
涙を流すと、「泣いてはいけない」「泣いたら恥ずかしい」と思ってしまいますが、涙活では涙を止めることが逆効果! 一度出た涙は止めずに、一気に流すことがポイントだといいます。
涙の我慢は、交感神経を優位にし、副交感神経が出てこられなくなってしまう
「涙を我慢してしまうと、交感神経が優位になり、身体を“お休みモード”にしてくれる副交感神経が出てこられなくなってしまいます。そのため、なかなか副交感神経に切り替わらないという事態に陥ってしまう恐れも。リラックスもしなければ、ストレス解消もできない状態になってしまうので、泣いたら一気に涙を流してください」
自粛モードだからこそ溜め込まない身体と心造りを…
皆様も涙活してみませんか?かなりスッキリしますよ♪